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2020年3月9日(月)放送

南三陸町歌津の商店街「南三陸ハマーレ歌津」
石巻市雄勝町で建設中の拠点施設「雄勝硯伝統産業会館」などの施設
藤沢智子アナウンサー取材リポート

三陸自動車道・歌津インターチェンジから車で5分のところにある商店街・南三陸ハマーレ歌津。2017年4月に本設の商店街としてオープンし、現在は8店舗が営業しています。建築家・隈研吾さんのデザインによる商店街で衣料品店を経営する千葉さんはこだわりの看板を掲げて営業中です。また、商店街には本設オープン後2つの飲食店が営業しています。商店街の真ん中には地域の特徴を絵で表したモニュメントがあり、日用品を揃えられます。交流施設「かもめ館」には歌津から沖縄に流され見つかった郵便ポストが展示され、また、2階からは歌津の海を眺めることが出来ます。沖合で寒流と暖流が混じり合う漁場として豊かな場所。商店街の周りは今だ道路工事中。街づくりはまだまだこれからです。

石巻市雄勝町の中心部を民俗研究家の結城登美雄さんと歩きました。雄勝の海の周りは土が積み上げられ、防潮堤が続いています。仮設商店街「店こ屋街」のあたりも防潮堤が続き、海があまり見えませんでした。新たな「雄勝硯伝統産業会館」の建物は完成。併せて「観光交流施設」も着々と建設が進んでいます。高台移転地である「雄勝中央団地」へ向かいました。宅地はコンパクト。高齢者がひとりで住んでいる印象。そしてようやく海が見えてきました。高台に建てられた慰霊塔に降り立ちました。かつて4,300人の人たちが暮らし、震災で多くの方々が津波の犠牲となった雄勝地区。来月には中心部の拠点施設がオープンを迎えようとしています。

南三陸町歌津、石巻市雄勝町、先週紹介した石巻市鮎川浜の今とこれからを取材した内容は3月11日(水)放送の東日本大震災特別番組「絆みやぎ明日へ」でご紹介いたします。

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