第447回東北放送番組審議会 議事概要

■開催日 平成15年6月13日(金)
■場 所 仙台国際ホテル
■出席委員 不破 和彦委員長、星川 滉一副委員長、菅原 雪枝委員
大塚 正宸委員、亰 けい子委員、佐々木 孝行委員
阿部 育子委員
   


議事の概要

議題
・ラジオ報道ドキュメンタリー「女たちの50年〜いのちの歌が聞こえる〜」
 放送日時 2003年3月30日(日)午前10:00〜11:00

はじめに局側が「女たちの50年〜いのちの歌が聞こえる〜」は、開局50周年の年度の締めくくりとして、TBCラジオが「これまで何をどのように伝えて来たのか」を、局の豊富なライブラリーの中から、特に女性が大きな役割を果たした出来事をピックアップして、戦後の日本という時代の中で、民主主義や人権、命の尊厳がどうあったのかをあらためて問うという形で制作した等、番組の企画意図について説明した。 このあと番組について各委員から意見が述べられました。

(委員の主な発言)

◎ きめ細やかな取材をしていたということに感心した。聞きかじったことのある人たちが出演していたので、私たちも記憶を呼び戻すことができ、作り手と聞き手が一体になることができる番組だったと思う。菊田医師のところは、親子の間柄というのを大いに考えさせられた。

◎ 宮城の女性はこの半世紀をどう生きてきたのか、まさにそこにまっすぐ視点を当て検証し、振り返り、今の思いを聞いたという構成になっていた。サブタイトルの「いのちの歌が聞こえる」という言葉が、非常に心に染み透ってくるような秀作であったと思う。

◎ 50年の歴史が女性たちによって綴られていて、昔の録音構成という言葉を思い出した。音のライブラリーの素材が豊かで、上手に生かしていて、大変懐かしく感じるところもあった。心に染みる小さなエピソードを上手に取り入れ、ほっとさせられた。

◎ 一人ひとりの人生や出来事の渦中で掴み取ったもの、そしてその女性たちがそのようなことを通して変化し、成長していったことなどを淡々と伝えていて、作り手が過去の出来事として伝えたのではなく、今の課題だよと、私たちに問いかけている番組だ。

◎ 最初の、白石の手漉き和紙の遠藤さんは、平和のシンボルで、多分戦後日本の出発点。ハリーポッターの松岡さんは、50年というのは果たして良かったのかどうかと疑問符を投げかける。様々な人たちの生き方が出て来て作り方が非常に手が込んでいたが、分かり易い作り方だったと思う。

◎ 民衆とか人権とか反戦、平和、命の尊厳など、世界中に反戦デモが吹き荒れているちょうどイラク戦争の時だったので、よけいにそれが主張するというか、はっきりと番組には出ていないが、これは反戦番組なのかなという感じを受けた。

◎ 東北放送として放送を通してこの50年に、何を主張してきたのか、何を一番ラジオの使命とし、放送する役割というものがどういうところにあるのか。平和や人の命、人権といったものをあらためて考えたい番組なんだという説明が冒頭にあったほうが、聞いている人にもっとはっきりと伝わったのではないかと思う。

◎ エピソードに移るつなぎとして、60年代から80年代の県内、東北での出来事をフラッシュしている部分は、エピソードに焦点をあてる役割より、逆に散漫な感じを与えてしまった気がする。その後にハリーポッターの話になったのには、いささか戸惑ってしまった

◎ 日本の「降伏文書」は白石和紙だったことを初めて知った。地元の産品が歴史の重要な1コマに登場していたことに誇りを感じた。

◇次回開催日:7月11日(金)