第442回東北放送番組審議会 議事概要

■開催日 平成15年1月16日(木)
■場 所 TBCホール
■出席委員 不破和彦委員長、星川滉一副委員長、原 秀一委員
菅原雪枝委員、大塚正宸委員、亰けい子委員
田中昌志委員、佐々木孝行委員、阿部育子委員
   


議事の概要

議題
・テレビ番組 「親の目子の目〜チャイニーズママの幸せ計画〜」
 放送日時 2003年1月6日(月)午前10:18〜10:47放送

はじめに局側から番組の説明がありました。
「親の目子の目」は民間放送教育協会を中心として企画制作し、全国の加盟放送局が放送している。平成14年度はTBCが「チャイニーズママの幸せ計画」を企画提案して制作、放送に至った。番組では宮城県の白石市越河在住の永山さん夫妻を中心に、夫妻が考えている教育のこと、親と子の関係、家族の絆などがどうなっているのかといったことを中心に取材した。
中国人の奥さんは非常にポジティブな明るい方で、その明るさと家族の絆がうまく映像化出来たと思う。
このあと番組について各委員から意見がだされました。

(委員の主な発言)

◎ 今、核家族や共働きの家庭が増加して、家庭、子育て、家族の有り様等々が問題になっている中で、国際別居家族という特異な環境の中でではあったが、それらについて改めて考えさせられ、いろいろと示唆を与えてくれる番組だった。

◎ 日本と中国、その国情や文化の違いを越えて、親と子、夫婦が互いに理解し、信頼し合い、尊重しあい互いに支えあっていくのが、この映像の中からよく伝わってきた。

◎ 素材が素晴らしいと思った。環境的なもの、国際的なもの、職業的なもの、それから人間性。特に白石に住んでいる主人の両親の人柄。いいお父さん、お母さんだからあのような息子さんが育ったのかなと思った。

◎ 母親が日本と中国の2つの国をまたいで居住し、2人の子供もそれぞれ離れて暮らしている。これからの時代というのは、国際化の進展の中で、こういった国際的な別居家族というのが増えてくる可能性が大いにある。そういう意味で時代の変化を感じると共にこれに伴う家族の問題などが、これから深刻な課題になってくるんだろうと思った。

◎ 30分の番組にしては舞台が大き過ぎたと思う。中国と白石を行ったり来たり、入国と出国が繰り返されて忙しい上に、お子さん達が離れ離れになっていると、その場面だけが非常に印象に残ってしまった。

◎ 中国は今「一人っ子政策」で、お母さんの手元では2人一緒は無理で、1人しか行けないと思う。そういう国情で、2人行けない事情としてあるんじゃないかということも、どこかで触れてもらったほうがいいのではと思う。

◎ 東北の農村もずいぶん変わったという発見があった。白石の越河といえばまだまだ伝統的な家族観、人間観が根強く残っている地域だという先入観がどうしてもあるが、非常に小規模ではあるが国際的な文化交流がそこに成り立っている。我々は地域を既成の観念で捉えがちだが、現実はどんどん変化していっていることも教えてくれる番組だ。

◎ 「親の目子の目」は本当にいつも親子、家族を見つめ、暖かい目で撮っていて、ほのぼのさせられる。ちょっと気になった点として、「越河といえば固定観念が根強く残る…地域の人たちも白い目を向けることもありました。」というナレーションが耳にすごく残って、地域の方が、失礼なことをしたのかなという疑問が残った。

◎ 100の家族があれば、100通りの子育ての仕方があっていいと、この番組では取り上げ今まで続いて来たのだと思う。大人の視線、子の視線、あるいは視点を基本にして制作している。番組は、これから又40年50年と続いていくんだろうと思う。

◎ 中国では小学校の教育などでも反日教育が徹底しているような話もよく聞くが、国際結婚した2人や家族の付き合いの中で、そういう政治的な問題は全然なかったのかどうか。意識的に政治的な問題、影を避けたのかどうなのか疑問を持った。

◎どうして長男を中国の小学校に入学させようとしているのか、夫婦で今の状況を肯定しながら、お互い共通理解を持って子供を育てに取り組んでいるのかの紹介があれば、より深い番組になったのではないかと思う。

◇次回開催日:2月14日(金)